こんにちは!素材の旨みを引き出す食の専門家・吉岡です。
3回目のブログは堅苦しい内容でなく、ぽん酢のトリビアなんかをご紹介させて頂ければと思います。題して、「知ってます!?ぽん酢のあんな事やこんな事!」
ぽん酢を取り扱ってますと、よくよくお客様から、「ぽん酢のぽんってなんなん?」とよく聞かれます!そこで、お客様へ逆質問をいつもしています。
「なんやと思います??」
「なんやろ~、ぽん?よう考えたら分からんわぁ」
と、大体はこの様なお返事を頂きます。皆さんも良かったら覚えておいてくださいね!
実は、「ポン酢」の語源は、実はオランダ語なんです!
オランダ語で、柑橘類の果汁全般を表す「pons」(ポンス)という言葉があります。
これが日本に伝わってきた際に、「ス」に「酢」の字が当てられ、「ポン酢」という名称
が誕生したのです。
なので、「ポン」がオランダ語で、「酢」は日本語じゃなくて、「ポンス」そのものがオランダ語ということですね!
じゃあ、なんで「酢」がつくの?となりますよね。
ポン酢というと、すだち、レモン、ライム、ユズ、カボスといった柑橘類の果汁に酢酸を加えて味を調え、保存性を高めたものですが、酢酸を加えない柑橘類の果汁を「生ポン酢」と呼びます。松鶴の「冷奴乃友」も、この生ぽん酢にあてはまりますね!
なので、「酢」の字は、実際に酢酸が入っているかどうか!というよりも、「酸っぱいもの」というイメージから考えられたと思います。
ちなみに、オランダ語の「pons」の由来は、ヒンディー語で「5つ」を意味する「panc」だそうで、5種類のものを混ぜ合わせた飲み物、という事で、ブランデーやラム酒にレモン汁や砂糖を混ぜたものを「pons」と呼んでいた事から転じて、そこに混ぜるレモンなどの柑橘類の汁の事を「pons」と呼ぶようになったそうです。
よくよく調べると、オランダ語が日本語になった言葉はたくさんありますね!例えば、カバン、ランドセル、ピンセットなども!おっちょこちょいという意味の「お転婆」もオランダ語だそうです。
最後に、お寿司にある「ばってら」!これはバッティラといい、ポルトガル語だそうです!意味は「小舟」だそうです!外来語から日本語へ変わった言葉はたくさんありますね!それでは、今日はこの辺で!
今日料理する「コックさん」て言い方がオランダ語からだと知ったばっかりでした。
オランダ語づいてるw